「菅・小沢対決」で「民主党分会」スト回避・・・二人に何を望むか?
わたくし、さとうしゅういちが所属する民主党の代表選挙が9月1日、告示されました。
小沢一郎さんと菅直人さんが立候補届を行いました。
【代表選挙】立候補受付 中央選管が小沢、菅両衆院議員の届出を受理
http://www.dpj.or.jp/news/?num=18809
小沢さんの政見
http://www.dpj.or.jp/news/files/ozawa2_seiken(2).pdf
菅さんの政見
http://www.dpj.or.jp/news/files/kan2_seiken(2).pdf
「生存ユニオン広島・民主党分会」はストライキを構えています。しかし、代表選挙での無投票が回避されたため、ストは無期限の延期とします。今後、組合員(党員・サポーター)はスト体制は維持しつつ、新代表の政権運営、党運営に協力しつつ、言うべきことは言ってまいります。
「談合なら党費を返せ、菅・鳩山・小沢!」生存ユニオン広島 ・民主党分会がスト突入秒読み
http://www.janjanblog.com/archives/13838
■議論していただきたい点
いくつか、我々として議論していただきたい論点はあります。
一、経済政策運営
我々は現在は財政出動を行い、デフレ脱却、雇用最優先で行くべきです。円高に対しては果断に介入などの対策を取りつつ、内需拡大を図るべきです。
ちなみに小泉純一郎さんについて申し上げれば、年間5兆円の地方交付税カットなどで内需は冷やす一方で35兆円の為替介入だけ実施。アメリカに購買力がつき、対米輸出が拡大し、トヨタやキヤノンなどは潤いました。しかし地方は疲弊。その後、巨額の対米黒字を背景に、円高も進んでしまったのです。
当面は特別会計について切り込むことです。これは最低限です。
その上で、「大きな政府」か「小さな政府」を両候補ははっきりさせるべきです。税制は、消費税を最初に議論し出すのではなく、お金持ちへの負担増をまず最優先とすべきす。それから、環境税、消費税の議論をすべきです。わたし自身も将来像として、例えばノルウェーのように「ガソリンは高いけど、福祉や教育、環境政策は充実」という社会もありだと考えます。
ニ、すぐにでも実施できるはずなのに実施していないマニフェスト項目について、実施していただきたい。特に「取り調べ可視化」や「企業団体献金禁止」について、両候補の実施への決意と具体的な取り組みを伺いたい。
三、マニフェストが守られていない自然エネルギー推進、とくに「再生可能エネルギーの固定価格での全量買取」について、マニフェストを遵守をする決意を伺いたい。
電力労組や原発関連大手企業労組に遠慮しないようお願いしたい。関連して、日印原子力協定や、原発を輸出しまくるのはやめていただきたい。
四、交通政策について、環境や移動の権利が守られるよう、総合的な政策をお願いしたい。高速道路料金やガソリン暫定税率もそれなくしては、適切なあり方はみえてこない。
五、議員定数、特に比例部分を切り捨てないでいただきたい。イギリスでもオーストラリアでも二大政党制が崩れている中で、小選挙区制及び二大政党制に固執するのは時代遅れです。小沢候補の持論はイギリス型でしたし、彼が今の制度をつくったものです。しかし、菅総理は、いまや、小沢さん以上に衆参両院の定数削減を急いでおられます。日本の国会議員数は、欧州諸国と比べて人口比で多いとはいえません。
六、地方選挙への取り組みを強化すべきである。首長選挙での安易な相乗りは厳禁しないと、党員やサポーターもどっちらけです。投票率が低い状況を作っておいて、「地域主権」の名が泣きます。そして、党として地方自治を担う人材育成も急ぐべきです。
七、当事者参加に配慮した意思決定を進めるべきです。各種選挙の候補者の擁立や審議会の人選に当たっては、男女比や正規雇用・非正規雇用の比率などに配慮すべきです。幅広い層の民意が意思決定に反映されるよう心を砕くべきです。
八、基地問題については、我々は「普天間基地撤去」を求めます。ただ、それにとどまらず、アメリカの力が相対的に後退する一方、中国やインドなどが相対的に強まってきた時代に、日本はどうすべきか、などの大きなスケールでの議論も両候補から伺いたい。経済でアメリカへの輸出頼みから脱却すること、一方で中国やインドに経済大国らしい責務を果たして頂くこと。このあたりが、鍵になると思います。
また、朝鮮半島情勢について言えば、対北制裁に前のめりになるのはいかがなものか?「天安」沈没事件でも、韓国内でさえも、事件を利用しようとした与党が地方選挙で惨敗しているのです。
以上の観点から、民主党代表選挙に正々堂々の論戦を期待します。
■正々堂々の議論、「横綱」の覚悟を期待
小沢さんには、ご自分に向けられた疑念については、面倒がらずにビジュアルなパネルを駆使するなどして、説明していただけばいい。わたしは、ちなみに、小沢さんの被疑事実は犯罪に値しないと確信しています。2,3ヶ月登記が遅れるくらい良くある話です。資金繰りで貸し借りをするのも良くある話です。
しかし、小沢さんが中途半端に辞任したため、「やましいところがあるじゃないか」と、追い討ちをかけられたのです。
菅総理にしても、参院選前に、国会を延長しなかったことで、論戦からコソコソ逃げ回っている印象を与えてしまいました。
両候補とも堂々と意見を戦わせていただきたいと思います。
その上で、当組合は両候補には「一旦、総理になったからには、任期途中で投げ出したら、即政界引退の覚悟」(30代、契約社員の男性組合員が提案)を求めます。政治家を力士に喩えれば、総理大臣は横綱です。横綱には「陥落」はありません。横綱を辞めるときは力士を辞めるときなのです。それくらいの覚悟で、臨んで欲しいと思います。
■一民主党員としては、小沢候補への投票を呼びかけ
さて、わたくし、さとうしゅういちとしましては、現時点では、小沢一郎候補への投票を、「党員・サポーター」のみなさんにも、議員のみなさんにも呼びかけます。
わたしに考え方がもっと近い第三の候補がいればいいのかもしれませんが、現実は違う。二人から選ばねばならないのです。
現時点では、菅直人総理が「反省しないまま再選」するのは、一番まずいのではないか?そのように思います。
菅候補は、「熟議」として、民主党内や他党との間、国民とよく議論すると表明しておられる。それはそうだが、衆参両院の定数削減を公約に押し出している。これは、少数政党に反発を買います。比例代表部分を削られたら、党の存亡に関わる政党が、おいそれと、民主党と政策協議に応じるでしょうか?ねじれを乗り切るどころではなくなります。今の総理は、片手でピストルを突きつけ、もう片手で握手を求めるようなものです。あまりにお粗末ではないでしょうか?
また、経済政策でも総理には、あまり危機感を感じられない。代表選挙で尻に火がついてようやく「雇用」を強調しだした。
しかし、来年度予算編成において、「一律一割カット」などという乱暴な考えをやめない限り、菅総理を支持するのは難しい、と考えます。 そして、消費税の話を先に持ってくるかのような印象を与えるのがいけません。
こうした点を鑑みるに、現時点では、小沢さんへの投票を呼びかけざるを得ません。
もちろん、「生存ユニオン広島」委員長としては、広島県内の労働者の命を守り、救うため、労働者の実態と声を、民主党に伝えていきたいと考えております。
「反省しろよ、民主党」・・・生存ユニオン広島、参院選の結果受け、申し入れ
http://www.janjanblog.com/archives/10812
佐藤周一。1975年11月12日広島県福山市生まれ、東京都育ち。現在の本籍地は広島市安佐南区祇園。
1999年3月、東京大学経済学部卒業。2000年4月、広島県入庁。県庁時代は、労働、医療、介護、男女共同参画などの行政に携わる。一方で、反貧困、野宿生活者支援、女性、若者、非正規労働者支援、男女共同参画、瀬戸内海の環境問題などに関する活動に従事。
2011年1月31日広島県を退職。同4月10日執行の広島県議会議員選挙(広島市安佐南区選挙区)立候補、4278票を獲得するも及ばず。同6月20日〜医療・介護関係の会社員。
所属政党 民主党(2011年1月まで)→無所属→みどりの未来(2011年8月から)
2010年度・労働組合・生存のためのメーデー広島実行委員会(略称:生存ユニオン広島)委員長。http://d.hatena.ne.jp/lifeunion/
1996年〜広島瀬戸内新聞社主 http://hiroseto.exblog.jp/。
TWITTER:http://twitter.com/hiroseto/

