民族歌舞団「荒馬座」45周年記念公演

 1966年、東京板橋区に僅か座員9人で創立した民族歌舞団『荒馬座』が昨年45周年を迎え首都圏各地で記念公演をしており、2月19日、埼玉県熊谷市の「熊谷文化創造館さくらめいと」でも開催され950人の座席は満席であった。

「ちらし」

 荒馬座は日本で働く人々の生活の喜怒哀楽、豊かな自然や太鼓や踊り、歌といった人々の生活の中から生まれた民族芸能の中で、命をいとおしむ心、生きる知恵や共同の喜び、そして困難を乗り越える強さや明るさ豊かさを込めているという。

 日本人の生活や文化どころか食べ物まで洋風化が進み、記者も和服どころかもう何年にも浴衣さえ着たことがなく、公演を観て改めて日本の文化や伝統などの大切さと素晴らしさを再認識した。そして、太鼓は日本の祭りに欠かせず大きさや音も色々ありリズムだけの太鼓の素晴らしさも感じた。そてし、何とも女性の働く和服姿の美しさに感動した。
 しかし、いま地方では過疎化や高齢化が進み、そんな伝統文化を継承する事も困難な地域も出ており、茶道や華道、能など特別の人たちではなく、農民や庶民の平凡な生活の中の民族芸能に感動した。そして、それを大事にしている「荒馬座」に感謝である。

 公演は2部に別れ、第1部は『未来は祭りの中に』と題し、最初に岐阜県白鳥町の「白鳥踊り」であった。直ぐ隣の郡上八幡の下駄を鳴らし旧盆を挟んで1ヶ月も踊り続ける「郡上おどり」は有名だが、この「白鳥おどり」も下駄の音が何とも小気味よく男女で踊る素敵な踊りだった。続く「江戸のまつり」ではまとい、はしご乗り、獅子舞、荒馬踊りなどが披露され、女性の着物姿と色がきれいだった。獅子舞には会場の子供が泣き出していた!

 休憩を挟んだ第2部は『あしたに向かって』と題し、最初に三陸への鎮魂歌「三陸まつり」の公演の後、「稔りの明日へ」では津軽三味線の演奏や秋田の竿灯などが披露された。最後の「誓い新たに」では豪快な秩父屋台囃子が演奏された。しかし、会場の拍手がなりやまずアンコールには『八木節』も披露された。

 このような地方の文化伝統はやがて観られなくなるのだろうか、今後も首都圏各地の公演予定があり多くに人に観て欲しいと思う。会場は『撮影禁止』のため綺麗な「写真」がアップできないのが何とも残念である。

【荒馬座】:http://www.araumaza.co.jp/

記者HP:http://serinobu.jimdo.com/

芹沢昇雄記者のプロフィール

【生育】1941年・東京生れ、埼玉在住
【影響を受けた人】「宮澤賢治、田中正造、杉原千畝、林竹二、・・・・」
【関心テーマ】「冤罪・教育・平和・福祉・労働」など
【趣味】「旅、山登り」
【市民記者登録】2004年

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