伊方原発再稼働反対・高知県庁前で座り込み
○ グリーン市民ネットワーク高知 は、4月24日午前10時半、高知県秘書課に、伊方原発再稼働に関する知事宛要請文を提出し、しばしの間懇談した。その後10時50分から午後4時ごろまで、10人で、高知県庁入り口西側濠端に座り込んだ。また、道行く人500人に、伊方原発再稼働反対のビラを配った。
○ 伊方原発再稼働には、もちろん、トトロも反対である。プラカードを持つ婦人の愛猫みるくちゃんもつぶやいている。「安心安全な魚が食べたい」「命が一番、経済二番と吾輩は考える」そうだ。しかし、みるくちゃんに言いたい。「経済のことを考えても、たぶん、原発再稼働はペイしないだろう」
○ ビラを配るお母さんの背中で、赤ちゃんはいろいろなことを学んでいるのだと思う。もの言わぬ彼女は、こんなことを言いたいかもしれない。「私も秘書課に要請書を手渡しに行ったの。ちゃんと1人に数えてもらったの。私のお母さん、放射能汚染を避けて高知に移住してきた疎開ママたちの支援をしているの。えらいでしょ。私は背中でおとなしくして、少しだけお母さんを支援しているの」
○ 伊方原発は、6㎞北を世界最大級の中央構造線活断層が走っており、巨大地震の脅威にさらされている。直下型地震では、地震の発生とほぼ同時に原発は激しく揺れることになる。はたして、臨界を止める制御棒挿入が間に合うのかどうか、心配だ。私は、この件に関し、2度四国電力に電話したが、納得のいく回答は得られなかった。
○ 高知県庁 (以上の写真は、4月24日、高知県庁前で、筆者が撮影)
高知県知事への要請書 (2012・4・24 文責:外京ゆり)
高知県知事 尾﨑 正直 様
「グリーン市民ネットワーク高知」一同
いつも県民のためにご尽力いただき感謝しています。私たちは東日本大震災を受けて設立し、地震列島から原発をなくし自然エネルギーで地産地消できる未来のために活動している市民団体です。福島第一原発事故による放射能汚染は、東北から首都圏まで広範囲に及び、多くの被災者が日常を奪われ健康被害の不安に脅かされていることを思うと、二度と原発事故を繰り返してはならないと考えます。 伊方原発に事故があれば、頻度の高い北西の風により、高知県は60km圏内の幡多地区だけでなく、高知県全域が風下となり放射能に見舞われる危険性があります。
日頃から、新エネルギー推進事業に先進的に取り組まれている高知県知事におかれましては、伊方原発による過酷事故を想定し、再稼働に反対する意思表明をしていただけないでしょうか。
ご承知のように、福井県大飯原発の隣接自治体である京都滋賀両知事は、①中立性の確保、②透明性の確保、③安全性の実現、④事故調査が終わらない段階で稼働する緊急性の証明を、⑤脱原発依存への道筋を、など、 国への7つの提言を発表しました。
両知事の提言のように、原子力規制庁がいまだ設置されず、電力需給について客観的データが示されないままで「電力不足」を理由に再稼働を強行してはならないと考えます。また、福島第一原発事故の詳細なデータや事故原因が明らかにされない段階で、南海トラフを震源とする巨大地震の迫る今、プルサーマルをしていた伊方原発3号機の再稼働は極めて危険な挑戦です。
どうか、高知県民の不安を払拭するためにも、活動期にある地震列島における原発再稼働の危険性を国に提言していただけないでしょうか。
〈要請1〉伊方原発の再稼働に反対の意思表明をお願いいたします。
〈要請2〉徳島県など周辺自治体知事と共同して、巨大地震の迫る地域の安全性を実現するために国への提言をお願いいたします。
〇 フォト・エッセイスト
〇 2007年5月から2012年12月末までに合計すると315本の記事をここに書きました。元JanJan契約記者。記事のテーマは「自然生態系の保全」「脱原発」「反戦平和」「人権問題」「歴史再発見」など多岐にわたっています。
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